児童の逃げ道を作ってあげる

児童が不登校になる原因を探さない

学校へ行きたくないという理由はさまざまです。「勉強についていかれない」「友だちとの関係がうまくいかない」「いじめられた」など原因のわかりやすい理由ばかりではありません。いじめもなく、嫌いな人がいるわけでもない。特別何かきっかけがあったわけでもない。それでも朝起きるのがつらく、学校へ行こうとすると体から力が抜けるなどの症状があらわれます。学校へ行かなければならないと思いながらも体が拒否反応を示すのです。こうした症状の場合、本人や保護者、学校の友だちや担任もどうして良いのかわからずに困ります。児童が不登校になった原因探しをするのではなく、まずはじっくりと本人の話をきいて、どのような生活背景や生育歴から性格形成がなされたのかを探ることが大事となります。

不登校になったらどうするか

不登校になった場合、保護者や担任などサポートをする側は「毎日学校へ行くことが良いことであり、唯一の善、正しい方法である」という思考回路から脱却が必要です。こうした思考回路では、学校へ行くことを強要する発言や態度となってしまい、不登校児童は萎縮や反発を繰り返します。精神的にも追い詰められてしまうので逆効果となります。不登校は悪いことではない。本人が悩んで前へ進もうとしているといった肯定的な思考回路で接してあげるべきです。内面に何かわだかまりがあり体が反応している状態なのです。そのわだかまりを性急に解きほぐそうとするのではなく、じっくりと寄り添うことで一緒に解決してあげる態度が肝心です。カウンセラーと会うと気持ちが楽になる、ほっとするといった「逃げ道を作ってあげる」ことが重要です。

不登校小学生への支援体制は、各地の自治体や教育委員会などで議論が行われることがあり、特に学習指導の重要性に関心が寄せられています。