不登校の原因の追究

不登校の原因は本人にもわからない場合があります

不登校が起こった時、子どもに学校に行かない理由を追求する大人がしばしばいます。しかし子どもにとって、不登校の理由は複合的なものであることが多く、また子どもにとってまだ原因に目を向けるための心の準備ができていない場合があります。そのような場合、原因を追求することは子どもにとって大きな負担となることがあります。従って、本人が原因に目を向ける準備ができた時に徐々に目を向けていくことが大切です。
不登校の原因として多くの要因が挙げられます。小学校低学年では、母子分離不安に由来する場合が多く、次第に学業不振や対人関係などが出てきます。また、離婚などの家庭の問題が原因となる場合もあります。そして最近では、発達障害が背景にあるために対人関係や学習で躓き、不登校に繋がるケースも多く見られます。

不登校の原因は心理療法の過程で見えてくる場合があります

不登校の原因は、最初子どもにとって意識化されていません。しかし、心理療法の中で自分と向き合い続ける過程で、次第に原因が見えてくることがあります。
心理療法では、遊びや対話を通して自分の意識化されていない気持ちと向き合い、そこに隠された意味を見つけていきます。その過程で、例えば今までなんとなく嫌だなあと感じていたがその理由がわからなかったが、次第にあのことが実は嫌だった、実は疲れていたんだということを話し始める場合があります。また心理テストを受けることで、原因のうちのいくつかを明確にできることもあります。いずれにしても、子どもが自分で原因を自覚して、他者にそのことを伝えることは少ないです。従って、不登校の理由を無理に追求するのではなく、必要な支援を受けることが大切になります。